ホストのよる「友達営業」の方法とポイントについて
前回「ホストの営業スタイルとその方法と適正の分類」という講義で、ホストの営業スタイルを、
・友達営業
・色恋営業
・枕営業
・アイドル営業
この4つに分類し、そのポイントをそれぞれ簡単に解説させていただきました。
前回の講座:ホストの営業スタイルとその方法と適正の分類
今日はその中の「友達営業」について、更に踏み込んだ戦略、ポイント等について講義してみたいと思います。
ホストのよる「友達営業」の基本戦略とポイントについて
前回も解説した通り、「友達営業」は、女性客と「友達関係」を築いて売上を上げていく営業スタイルの事を言います。この「友達営業」のポイントは、あくまでもホストの方から恋愛感情を意識させるような言動、態度を取らない事であり、例え女性客側に恋愛感情があっても、「友達」として関係を築いていくところにあります。
故に、恋愛感情、恋愛関係をそこに持ち込まないという点から、この友達営業の一番のメリットと言えるのは『店内、店外問わず女性の独占欲に振り回せれずに済む事』です。
「友達営業」は、前回の講義で解説した「色恋営業」の前段階として、女性客を「温める」段階の営業スタンスに用いられるケースもありますが、そこに恋愛感情、恋愛関係を持ちこまなければ変に女性に束縛されるような事はありません。
ホストと女性客という関係であっても、そこに恋愛感情、恋愛関係を持ち込めば、多くの女性は独占欲を抱くようになり、ホストを束縛しようとしてくるものだからです。
そこも「教育」によって、ホスト側にとって都合のよい関係を築いていくのがホストとしての「力量」でもあるのですが、その教育が根本的に「出来ないホスト」や「苦手なホスト」は、下手に恋愛感情を持ち込んでいくより、友達営業を徹底していく方が得策と言えます。
また、これは前回講義した「枕営業(体の関係を前提に関係を築く営業スタイル)」にも全く同じ事が言えますので、「友達営業」は、友達営業が得意なホストが選んでいく営業スタイルというよりも、
“色恋営業、枕営業が苦手、不得手なホストに適している営業スタイル”
と言えるかもしれません。
ただ、意外にこの「友達営業」は、ホストクラブにおける幹部クラス、代表クラスになるほど、この営業スタイルによって関係を築いている女性客が多い傾向にあります。
女性とただ「友達」としての関係を築く事自体はそこまで難しい事ではありませんが、一晩の飲み代が数万円になるホストクラブという場に足を運んでもらうには、そこにそれなりの付加価値を感じさせる必要があるものだからです。
言い方を変えれば、恋愛感情を持ち出し、恋愛関係を築く事なく、女性の側だけに恋愛感情を抱かせる事やそういった関係を抜きに「その代金に見合うだけの価値」を感じさせていく必要がある為、それなりにお金を使ってくれる女性客を友達営業で増やしていく事は駆け出し段階のホストではまず「困難」とも言えるのです。
少なくとも、駆け出し段階のホストには、そこまでの余裕も無い為、勝負を急いで早い段階で色恋営業、枕営業を仕掛けてしまいますし、
『それをしなければそれなりにお金を使ってくれる女性客を掴む事は出来ない』
というのが現実だと思います。
そこに恋愛感情を持ち出し、恋愛関係を築く事でしか、ホストとして売上を上げる術が無く、そうする事でしか「付加価値」を作れないというのが駆け出しホストの現実なわけです。
ただ、どんなホストもまずはそこから経験を積み、ホストとしての自分を高め、そこに余裕が出て来る事で、次第に恋愛感情を持ち出さず、恋愛関係を築かなくとも女性客を掴めるようになってきます。
そのような余裕が生まれてきた頃に初めて成立させられる営業スタイル。
それが「友達営業」であるという事です。
友達営業に適した女性客とは。
よって、ホストにおける「友達営業」は、一見は最も難易度の低い営業スタイルに見えるものの、その営業スタイルで、それなりのお金を使ってくれる女性客を増やしていくという上では、幹部クラス、代表クラスの余裕が出来て初めて有効に実践していく事が出来るスタイルであると言えます。ただ、女性客の中には根本的にホストの色恋営業を嫌うような女性もいますので、そういった女性客は向き不向きは無関係に、友達営業による攻略が適しています。
「そんな女がホストクラブに来てお金を使うのか?」
と思われるところもあると思いますが、世の中の女性には、ホストクラブのような空間でとにかく楽しく酒を飲みたいというタイプの女性もいない事はありません。
勿論、時間を要していけば、そのような女性客も最終的には恋愛感情を持ち込んでくる事になる事が多いのですが、その先立つ段階においては、
「純粋に楽しくお酒を飲める店、楽しく酒を飲めるホスト」
を求めているような女性客も少なからずいるというのが現実ですので、そのような女性客には、基本的に率先した色恋営業などは、まず失敗に終わります。
まさに「友達営業」こそが適した女性客であるという事です。
そして、そのような「純粋な楽しさ」を求める女性客は、言うまでも無く「お店でお客さんを楽しませる事」が重要になります。
その為、自分やヘルプホストと接する時間を単純に「楽しい」と感じさせていく必要があるのです。
女性客側が自分に恋愛感情を抱いていれば「自分が隣に座っているだけで満足してくれる」という状況も作れますが、「純粋な楽しさ」を求める女性客は、やはり「現場で楽しませる事」が全てであり、それが出来なければ、そのお客さんはまず店に来なくなってしまいます。
それだけに、「純粋な楽しさ」を求める女性客は『お店自体がそれなりに楽しい』と思ってもらう必要がある為、店全体の雰囲気作りやヘルプホストの質が伴っていなければならない傾向にあり、そういう女性客を友達営業で引っ張れるかどうかは「その店次第」と言える部分もあるという事です。
もしも、自分が働いているホストクラブが、そういった点で「店の力(楽しさ、雰囲気作り)が弱い」と感じられる場合、「純粋な楽しさ」を求める女性客をそのままの状態で引っ張り続けるのは困難と判断した方が良いかもしれません。
そのような場合は頃合いを見て色恋営業への切り替えを図り「個の力」でその女性客を引っ張れるようにしていく必要があると言えます。
ホストのよる「友達営業」の基本戦略とポイント。まとめ
以上、友達営業についての講義を進めてきましたが、友達営業はホストとしては最も武器にしやすい「恋愛感情」を持ち込まず、恋愛関係を作る事なく、女性客に「付加価値」を感じさせていく必要があるという点で、駆け出しのホストが無理に実践しようとしても、「お金にならないただの女友達が増えていくだけ」
という状況に陥る可能性が極めて高い傾向にあります。
確かにそこに恋愛感情を持ち出し、恋愛関係を築いていく場合は「女性の独占欲」などが、ホストにとっては大きな弊害になっていくものですが、駆け出しのホストはむしろその弊害との戦いを重ねて経験を積んでいくくらいでいいと思います。
それを積み重ねていくことで、ホストとしてのスキル、経験、駆け引きのテクニックが嫌でも身についていくものだからです。
強いて駆け出しホストの段階から色恋営業を避けて、友達営業に徹しても、そのような経験は一切積めませんし、そんなホストにはいつまでたっても魅力が伴いません。
そういう意味でも「友達営業」は、まずは色恋営業で女性の独占欲と戦いながらホストとしてあるべき経験を積み、それを突きつめていった先で、自然と取り入れていくくらいが適しているというのが私の考えです。
その際、友達営業を貫いても、どんどんお金を使ってくれるような女性客が増えていくようなら、そこで初めて友達営業を徹底するホストになっていけばいいと思います。
ただ、駆け出しホストの段階から、そのスタイルを目指すのは、まず「不可能」に近いと思いますので、まずは大いに恋愛感情を持ち込み、ホストとして「女性の欲」と戦っていく事をお勧めします。
友達営業を突きつめるのは、その経験をある程度、積んだ後でも遅くないんじゃないかという事です。
そうでなければ、おそらく友達営業で、それなりにお金を使ってくれるような女性客を掴んでいく事は「出来ない」と思いますので。
まあ、人には、それぞれ適したスタイルがありますので、一概に私の意見が全ての人(ホスト)に当てはまる理論とは限りませんが、あくまでも多くの人に言える「傾向」として是非、参考にして頂ければ幸いです。
それでは。
銀次
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