バンドワゴン効果の事例とモテる男、売れっ子ホストの関係
バンドワゴン効果と呼ばれる、一般的にもわりと有名な人間心理における心理効果があります。
今日はこの「バンドワゴン効果」と呼ばれる心理作用と、このブログのテーマの1つでもあるモテる男、売れっ子ホストの関係性についてを言及してみたいと思います。
バンドワゴン効果の事例とモテる男、売れっ子ホストの関係
有名=効果が表れやすく実用性が高い
この手の心理効果は、このように考えてもほぼ差し支えありません。
つまり、この「バンドワゴン効果」という心理効果は実際に効果が表れやすく、実用性が高いものあるという事です。
ただ、こうして“バンドワゴン効果”と言われても「何それ?」という人も、決して少なくは無いと思います。
このような心理学用語を日常的に使うケースは、そうそうありません。
ですので、やはりこの手の心理効果を正式な心理学用語で認識しているような人は、この手の本などを読んで勉強した経験がある人に限られるというのが実情だと思います。
ですが、この“バンドワゴン効果”については「こういう心理作用の事ですよ」と言われると、ほぼ誰もが、
「あ~、それ、あるな。」
と、率直に納得出来てしまうような心理効果であり、それが、このバンドワゴン効果が心理効果としても「有名=実用性が高い」とされている所以です。
まあ、簡単に言うと、このバンドワゴン効果は“多くの人が支持しているものを指示してしまう心理作用”の事を言います。
これは「行動」なども含めて、ですね。
また、逆に多くの人が「悪い」と言っているものに対して、同じような感情を抱いてしまう心理効果も同じく「バンドワゴン効果」です。
要するに多くの人の「意見」や「やっている事」に、そのまま同調してしまうような事をひっくるめて「バンドワゴン効果」と呼んでいるわけです。
「大数派の意見、行動に流されてしまう心理傾向」
これをひっくるめて、心理学の世界ではバンドワゴン効果と呼んでいるわけですね。
そして事実、これは大半の人が「あ~、それ、あるな。」という反応になるものだと思いますし、
「え?そう?」
と思うような人も少なからず、気付かぬうちに、この「バンドワゴン効果」に作用されている可能性が高く、この心理効果に一切左右されていないような人は、私はほぼいないんじゃないかと思います。
例えば「ダサい服だな。」と思った洋服が「ルイ・ヴィトンの洋服」だったら・・・
実際に「ダサい」と思っていても「ダサいと思った自分の感覚がダサいのかな?」と、自分の感覚の方が悪いように感じてしまうところは誰でもあると思います。
「何せ、この洋服はあのルイ・ヴィトンの洋服なんだから」と。
こういう感覚も、少なからず「バンドワゴン効果」の作用によって生まれた感覚と言えるわけです。
そして、世の中には「でも、これルイ・ヴィトンの洋服だよ」と言われると、そう言われた途端、その洋服がカッコよく見えてくるような、この心理作用が顕著に表れるような人も少なくありません。
あとはテレビCMやお店で掲げられている商品説明のプラカードなどで「売上ナンバーワン」という情報がしきりに強調されているのも、まさにこの「バンドワゴン効果」を狙ったものであると言えます。
売れている(多くの人が買っている)=良いものだと思うから自分も買おう
そういう心理作用が多くの人に表れるからこそ、しきりに「売れている事」を強調するような宣伝戦略が世の中で多く見られるわけです。
そんな「バンドワゴン効果」ですが、ホストの世界においても、これは切っても切り離せない関係性があります。
まあ、そこまで言及せずとも、そこに関係性がある事は何となくは分かるのではないかと思いますが、ホストクラブというものは、ホストに「順位」を付ける事が当たり前になっている世界です。
いわゆる「ナンバー1」「ナンバー2」というような売上の順位ですね。
そして、その「ナンバー」と呼ばれる順位は、お店の看板やHP等を介して、お客さんにもそのまま公表されていて、お客さん側も、
「この人がナンバー○○なんだ。」
という情報を事前に認識した上で、実際にお店のホストと接していく事になるわけです。
勿論、そんな「どのホストがナンバー○なのか」というような事など、全く気にしないお客さんもいますが、やはり「ホストをナンバーで見るお客さん」も決して少なくはありません。
当然、そんなお客さんには、この「バンドワゴン効果」が少なからず、作用するわけです。
ナンバー入りホストが受けるバンドワゴン効果の恩恵
そして、実際に「ナンバー入り」を維持するようなホストや、不動のナンバーワンとなるようなホストは、このバンドワゴン効果の恩恵を上手く利用しています。そのような心理作用がお客さん側に少なからず働いている事を前提とした接し方、接客をしていくわけです。
「バンドワゴン効果が作用しているからこそ有効になるような接し方」
を意図的にしていく事で、上手く女性客の心を掴んでいっているんです。
そして、その「バンドワゴン効果の恩恵の大きさを認識しているホスト」や、その「恩恵ありき」でこそ、お客さんを掴めるスタイルを確立しているホストは、多少無理をしてでも「ナンバー」を維持しようとする傾向にあります。
例えばお客さんを「奢り」で呼んで、自腹で身銭を切ってでも売上を立てているようなナンバー入りホスト。
こういうホストは、私が認識している限りでも、様々なホストクラブに結構な割合で「いる」といるんです。
勿論、そういうホストの中には、単純に「見栄とプライド」の為に身銭を切ってナンバーを維持しているようなホストもいると思います。
ですが、ホストとしての「戦略」として身銭を切ってナンバーを維持しているようなホストもいるという事です。
ある程度の身銭を切ってでも「ナンバー入りしておく事」で得られるバンドワゴン効果の恩恵が、その身銭以上の経済効果(売上)に繋がっていれば、それは「生き金」であり、
「ホストとしての営業活動において十分に見返りのある投資」
と言えるわけですね。
まあ、そんな「身銭を切ってナンバーを維持するホスト」は『自腹ホスト』と馬鹿にされてしまいますので、当然ひた隠すのが普通ですから、そうそう明るみにはなりませんが、実際、そういうホストは結構います。
それくらい、この「バンドワゴン効果の恩恵」は、ホストクラブにおける「ホスト」にとって、大きなものであるという事です。
そして、女性がホスト(男)を選ぶというプロセスにおいても、この「バンドワゴン効果」は、十分に「効果」があるものなんですね。
まあ、異性を「選ぶ」というようなシュチエーションで「順位付け」があるようなケースは、ホストクラブやキャバクラ、アイドルの総選挙(笑)くらいなので、そういった特殊な状況に限る話ではありますが、
「バンドワゴン効果は異性を選ぶ際も普通に作用していくものである」
という事はまず間違いありません。
そして、その効果が顕著に表れるような人で、あれば普通であれば「普通の行為」でしかない行為もプラスに働く可能性があり「女性に対して好印象になるような行為」は、よりプラスに働いていく傾向にあります。
それどころか、普通であれば嫌われるような行為でさえ「プラス」に捉えてもらえる事もありますので、勿論、個人差もありますし、程度にもよりますが、それくらいバンドワゴン効果は強い心理作用だという事です。
例えば「オラオラ営業」と呼ばれるような、強気な態度で女性客に接していく営業スタイルなどは、ある程度の地位やナンバーを保っているホストならではの戦略と言えますね。
大抵、そういうスタイルを取っているホストは、それなりの地位、ナンバーありきで、そのスタイルを取っているはずです。
ですので、下手に新人のホストやナンバー入りしていないホストが、そういった「オラオラ営業」の売れっ子ホストを真似しても、まず上手くいきません。
そこには「バンドワゴン効果の恩恵」が無いからです。
つまり、売れっ子ホストの接客スタイル等は、その「バンドワゴン効果の恩恵ありき」で上手くいっているものも決して少なくはありません(本人がそれを自覚していないケースもありますが)
ですので、下手に売れっ子ホストのスタイルを、ただそのまま「真似る事」が必ずしもプラスになるとは限らないわけです。
売れっ子ホストであるという地位による「バンドワゴン効果ありき」で、それが成立しているケースも決して少なくないと思いますので、売れっ子ホストのスタイルを参考にしていく際は、
「それがバンドワゴン効果ありきで成立しているものなのではないか」
というところを一度、見据えていくようにした方がいいと思います。
そして、これはホストに限らず「モテている男性」においては、少なからずそこに「バンドワゴン効果」を作用させている要因がある場合も多く
・経済的に成功している
・高学歴である
・世間的に憧れられる職業に就いている
などの要素が「バンドワゴン効果」を生み出しているというケースも珍しくありません。
つまり、そういう要素を持っている人が取っている行動や行為をそのまま、その要素を持っていない人が「真似」しても、全く「モテるようにはならない」という事です。
そういう意味でも、男として「モテる男」を参考にしていくような場合は「バンドワゴン効果がそこに作用しているかどうか」は、非常に重要なポイントになりますので、その見極めは最低限意識していくようにしてください。
以上、バンドワゴン効果の事例とモテる男、売れっ子ホストの関係についてでした。
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